入れ歯・義歯革命/歯医者・歯科医院

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入れ歯をはめてから発音しにくくなりました人からも聞きづらいと言われます。入れ歯に問題があるのでしょうか?

A 原因として考えられるのは、入れ歯の土台(床)が厚いことです。保険の入れ歯では、床にレジン(人工樹脂)を使います。レジンは厚さが2ミリもありますから、口にはめるとごわっとした感じがして、発音もしにくくなります。これを金属に変えるとごわつき感がなくなり、口の中がスッキリします。私が使っているウィロニウムプラスは0.35ミリまで薄く伸ばせますから、はめている感じがせず、発音の邪魔をすることもありません。

もう一つ考えられるのは、入れ歯にS状隆起があるかどうかです。「たちつてと」「らりるれろ」と発音してみてください。舌が上あごの前の部分に当たりますね。この当たる部分を図のようにわずかにS状に隆起させると、舌の当たり具合がちょうどよくなって、発音しやすくなります。今使っている入れ歯でも、この二点を変えるだけで、発音の問題は解決することがあります。 また当然のことですが、入れ歯が口に合っていなかったり噛み合わせが悪いと、息が漏れたり発音しにくくなります。この場合はさまざまな原因が考えられますから、一度入れ歯をチェックしてもらったほうがいいでしょう。

図①発音しにくい原因
図②発音時の舌とあごの接触範囲
発音にはいろいろな要素が含まれているが、人工歯の並べ方、噛み合わせの高さは大変重要なポイントになる。さらに、入れ歯に舌が当たる部分もかなり重要になってくる。図はそれぞれの音を発音するときに、入れ歯のあごの部分に舌が当たる場所を示したもの。