入れ歯・義歯革命/歯医者・歯科医院

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噛むと痛くて、食事も満足にできません。このままでは胃が悪くなりそうです。

A 痛みがでる最大の原因は、噛み合わせが合っていないことです。入れ歯が痛いとき、入れ歯と粘膜の間にクッション材を詰める歯医者がいますが、いくらクッション材を詰めても痛みは解消しません。まず原因となる噛み合わせをチェックして、正しい噛み合わせに修正しなければ、痛みはなくならないのです。

口蓋(上顎の天井部分)が痛む場合は、入れ歯の内側に突起物があることが考えられます。床口蓋部や床は、粘膜にピッタリ張りつくようについています。ですからそこにわずかな突起物があっても、粘膜にふれて痛みます。

突起物があるかどうかは、入れ歯をはずし、床口蓋部や床の内側を虫眼鏡で丹念に見たり、指の腹でさぐってみるとわかります。さわって何かに当たったり、ざらざらするようなら、突起物があるということです。入れ歯の仕上げの削り方が足りないと突起物が残ることがありますが、粘膜はやわらかいので、どんなに小さな突起物でも痛みを感じてしまいます。

また、「緩衝」が行われていない場合も痛みが出ます。緩衝とは、噛んだときの衝撃をやわらげるクッションのことです。あごの骨と入れ歯の間には歯肉があり、これがクッションの役割を果たしています。ところが、あごの骨の一部が隆起して、歯肉がないところがあります。ここにはクッションがないので、噛んだときに骨と入れ歯が直接ぶつかって痛みが出るのです。
 隆起しているところは、上あごの中央部(これを口蓋隆起といいます)と、下あごの第一小臼歯の裏に二ヶ所(下顎隆起)あります。この部分に少しスペースを設けて骨と入れ歯が直接当たらないようにすると痛みが出ません。このスペースを設けることを「緩衝」といいます。これがなされていないと、噛んだときに痛いだけでなく、入れ歯がその部分で破損しやすくなります

口蓋隆起
下顎隆起

下あごの入れ歯の場合、「オトガイ孔」にも緩衝をとらないと、痛みが出ます。オトガイ孔とは、犬歯の下辺りにある神経の通っている孔です。歯が抜けると下顎骨がやせて、だんだんオトガイ孔が上に出てきます。そこに入れ歯が直接乗ってしまうと痛みがでるので、そこにも緩衝をします。  以上のほかに、舌や頬、唇の裏側についている小帯が当たったり、入れ歯の床縁の位置が不適当だと痛みが出ます。  このように入れ歯が適切につくられていないと、はずれやすいだけでなく痛みもでてきて噛めない入れ歯になってしまいます。噛めない入れ歯で胃腸を悪くする人も多いようですから、健康のためにも入れ歯づくりは慎重にしたいものです。