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噛める入れ歯づくり

みなさん入れ歯にしたらかたいものが噛めないと勘違いされています。それで入れ歯にするとやわらかいものばかり食べるのではないでしょうか?

しかしそれは大きな間違いです!
入れ歯を入れたらかたいものも積極的に食べなければなりません。

やわらかいものを食べていくと歯茎はだんだんとやせてきます。逆にかたいものを食べていくと歯茎はどんどん丈夫になり健康になっていくのです。

私のところでつくる入れ歯は(これからかく内容は(株)大阪歯科センター・みやの歯科医院で行っている内容です。)入れ歯をはめたその時点でピーナッツやするめが噛めるようになります。さらに申し上げますと、入れ歯製作途中のロウ義歯の試適段階でピーナッツを噛んでいただきます。 ロウ義歯は歯肉がロウでできていますから、本来ならピーナッツのようにかたいものは噛めません。ところがきちんとロウ義歯が作られていれば、ピーナッツでも噛み砕くことができます。もし噛めないようならこのロウ義歯は失敗作ということになり、つくり直さなければなりません。

また本義歯の完成ではスルメと茎こんぶを食べていただきます。するめは入れ歯の人にとって一番苦手な食品でしょう。歯医者さんで用いられる、「山本式総義歯咀嚼判定表」でもスルメは最難関にランクされています。

ピーナッツにしてもスルメにしても私が患者さんに「食べてください」というと、患者さんは一様に心配そうな顔をされます。なかには「そんなもの食べられるわけない」と頭から拒否する人もいます。今までの入れ歯でピーナッツもスルメも食べられなかった人たちです。それも当然の反応でしょう。 ところができあがったMTコネクターをはめていざ食べてみると食べられるのです。ピーナッツも噛み砕けるし、スルメも風味が出るまで30回くらい噛んで、飲み下せるようになります。

患者さんはそれだけで本当に感激されます。まさかピーナッツが、スルメが食べられるようになるとは思っていないからです。しかも金属床の入れ歯は味覚を損なうことがありません。長いこと味わえなかったあのスルメの味をジックリと楽しむことができます。

私のほうは、結果がその場ではっきり出るので大きなプレッシャーになります。もし食べられなかったらまた作り直しです。いつも胃が痛む思いで義歯の試適を行っていますが、そこまでやらなければ本当に噛める入れ歯づくりはできません。

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